4年もオイル交換せずエンジン故障!スラッジが大量生成されすごい事に

エンジンオイルを4年間も交換しない事に加え、オイルチェックランプが点いたらまさかの「継ぎ足し」で乗り切ってきたトヨタベロッサのエンジン(1G)がついにチェックランプ点灯!

との事で入庫してきました。  どんな状態かと言うと・・・?

オイル交換をしないとエンジン内部はスラッジが大量に堆積する

↑オイルパンを取外してクランクシャフトを目視確認しているところです。回転する部品のシャフトにはスラッジ(ヘドロ状の堆積物)が大量に付着しており、手で触るとネットり&ネチョネチョしています・・・。 ちょう度の高いグリスのような感覚です。

入庫車種

車種名 トヨタ ヴェロッサ
型式 TA-GX110
エンジン型式 1G
走行距離 208,835km
年式 2003年式

トヨタの名機6気筒、1Gエンジンです。

 

オイル交換しない場合のエンジン部品の状態

エンジンオイルを4年間も交換せず、更に減った時に警告灯が点いたら、エンジンオイルを継ぎ足しまくるという暴挙に出たオーナーは運が良い! 警告灯が点いたのは当店からクルマで5分の場所。  壊れる前に入庫して頂く事ができました。

オイルストレナーの汚れ

オイル交換しなかった場合のエンジンオイルストレーナの詰まり具合

もうこれでもか!! ってくらいマッ茶ッ茶です。  そしてストレーナーのメッシュが大量ヘドロ(スラッジ)で詰まって見えません。

オイル交換しなかった場合のエンジンオイルストレーナの詰まり具合

↑辛うじて見えるメッシュ部分。 本来は全てのメッシュが見えるのが正しい姿です。

オイル交換しなかった場合のエンジンオイルストレーナの詰まり具合

↑メッシュに張り付いているのはヘドロです。  このヘドロを頑張って取ろうと思いましたが不可能でした。 と言うのも、メッシュを包み込みように堆積しているため、メッシュの反対側の面にこびり付いているヘドロが取れないのです。  ここは諦めて新品を購入しました。

オイル交換しなかった場合のエンジンオイルストレーナの詰まり具合

↑ストレーナの足にもビッシリとスラッジが纏わりついています。 これが本当に固くてへばり付いていて取れん!!

 

エンジン内部

オイル交換しなかった場合のエンジンクランクケーススラッジ大量堆積具合オイル交換しなかった場合のエンジンクランクケーススラッジ大量堆積具合

マジでどうしようもないくらいにこびり付いていますね。 クランクシャフトやコンロッドなど動きのある部品への体積はほとんどありませんでした。 代わりに固定され動かない部品の堆積厚は、平均で4mmはあります。 恐るべし体積力・・・。

オイル交換しなかった場合のエンジンクランクケーススラッジ大量堆積具合

ストレーナーのメッシュで大きなゴミが引っ掛かり、オイルポンプへのゴミ噛みを防止します。 しかし柔らかいヘドロ物質はメッシュをすり抜けてしまい、パイプ内にもコレステロールとして堆積しています。  このままだと血管(油路)が詰まる・・・

 

オイルパン

オイル交換しなかった場合のオイルパン内部のスラッジ堆積具合

どんでもない量のスラッジが大量に堆積しています。 もうヘドロなのかスラッジなのかコレステロールなのか・・・ いやヘドロッジロールか・・・

オイル交換しなかった場合のオイルパン内部のスラッジ堆積具合

なにやら美味しそうなチョコフレークもいますね♪♪

オイル交換しなかった場合のオイルパン内部のスラッジ堆積具合

底面にはテトラポットに生息する謎生物(ふじつぼ?)っぽいのがいます・・・ もはやナチュラルアート!!

オイル交換しなかった場合のオイルパン内部のスラッジ堆積具合

オイルパン前側の壁面内側には体積厚なんと15mm! ほんとうにすごい!すごい!すごい!(高橋成美ふう)

 

部品洗浄

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メタルクリーンαです。 漬け置きタイプはコレが一番扱いやすいし汚れがよく落ちる!

オイルスラッジの洗浄方法

ANDY

黒ゴマ担々麺のスープみたい。。。

とは言え、今回はヘドロより硬いネリアメみたいな手強い敵です。 堆積したスラッジにはあまり効きませんでした。 なので必死にブラシとドライバーでゴシゴシ&ガリガリ殺(ヤ)ってやりました。

オイル交換しなかった場合のオイルパン内部のスラッジ堆積具合

そして更にエンジン側も手の届く範囲はすべてヘドロを除去します。  エンジンオイルの新油を入れると洗浄作用によって、ヘドロが少しづつ剥がれてオイルパンへと落下していきます。 それが堆積し続けるとやがてストレーナーが今回同様詰まる事になります。

詰まったらまた、オイルパンを外し時間の掛かる徹底洗浄が必要になりますから、できるだけキレイにする事が結果安上がりになるのです。

とにかく必死で掻き落とせる部分は徹底的にキレイにしました。

 

オイルスラッジ除去費用

整備 工数 金額
オイルパン脱着
 ※メンバー脱着含
2.1h 21,000
オイルパン洗浄 3.0h 30,000
ストレーナ洗浄 0.3h 3,000
エンジン内部洗浄、清掃 3.1h 31,000
油圧系統診断 0.4 4,000
中古部品代:ストレーナ 17,200
部品代:液体ガスケット 500
洗浄剤:メタルクリーン 2,600
合計金額 8.9h 109,300

1Gの場合、オイルパンを外すにはメンバーを降ろす必要がありますので、どうしても工数が掛かります。

また、今回は約20万キロ走行したエンジンで、しかもオイル交換はほぼ無し状態で継ぎ足し継ぎ足し・・・

20年以上の長い年月を掛け少しづつ成長したスラッジはもはら芸術品のソレです。 お陰でガチでちょっとやそっとでとれないほどガッチガチにこびりついていました。

この洗浄の時間が本当に大変! 作業していたのは2月の極寒! 手がつべたくてツベたくて・・・涙

オイル交換をしないとエンジンが汚れまくるという良い見本を商会させて頂きました。

乗用車のオイルは、半年or5000kmで、定期的に交換するのが安心です。 結果、それが一番安く長持ちさせる方法である事は間違い有りません。

オイル交換のご予約はお早めに〜♪♪

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オイルスラッジが生成されるメカニズムを知ってオイル交換費用を安くする方法

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